こんにちは、ひろみです。
少し前に糸巻きまで記事にした続きになります。
その前に。最近姿勢のこと、呼吸のことなどいろんな発見があって文字にしないまま時が過ぎているのですが、、、リアルレッスンの皆さんの気づきやチャレンジが素晴らしいです。何が素晴らしいかというと基本に対する考えかたが積み上がっていっていること。先生に言われたことをやる、ではなく自分の状態を理解して必要なことを考えて(推測して)やってみる、ここまでしていただいて疑問や改善を求めてレッスンに来ていただける、そしてその質問が繊細でスルドイのです!!(お仕事や楽団などでお忙しい中での方がほとんどなのに!)新しいことを学ぶ時にはもちろんのこと、演奏することに慣れている人ほど自分のやっていることに意識的であること、必要なこととは何か?を考えることはとても大事なことで、自分と演奏がより近づけることだということを改めて感じる最近。このこともまた記事にしていけたらと思います。
さて、リード。糸巻きおわったものが沢山あるのはいいですねー

私はメイキングマシンを使うのでまずはその準備を

先端はカットするので、少し削って薄くしておきます。そのままカットすると割れてしまう危険があるからです。それから水に入れてよく湿らせます。これも作業中に割れてしまうのを防ぐため。これからの季節は作業中の乾燥にも注意が必要です。

リードカッターで先端を切ったらメイキングマシンにセット!!

カタカタ動かしながら削っていきます。削れなくなったら反対の面も。

両面削れたら最後に先端をほんの少し(1ミリも切らないくらい)切って一旦完成!!息漏れ防止にフィッシュスキンを巻いて試し吹きをしながら選別します。
私はメイキングマシンである程度まで仕上げることを考えているので材料の厚さやリードのセッティングはなるべく均一を目指しますが、できるリードは個性的。面白いくらい違った性質のリードも出来上がったりするのが不思議なリード作りの世界。
次回は最後の調整とリードの育てかたについて。演奏に使えるようになるまであと少し!!
裏話:私のメイキングマシンはナガマツ製。長年リードの研究をされている長松正明さんに製作してもらったものです。型はオリジナル。大学院生の時に1年以上高崎に通いながら何度も型を削り直していただきました。私の理想にとことんお付き合いいただき、数々のリード知識やアドバイスをいただきそのことに今も支えられています。感謝を込めて。

