こんにちは、ひろみです。
3月は世界的なアレクサンダー教師、トミー・トンプソン先生が来日しています。
その貴重なクラスを受講してきました。最後の授業の後にはトミー先生のアセスメントも受ける予定です!
トミー先生のクラス2度目の今回、自分の教え方についてのレッスンを受けることが出来ました。
アレクサンダーテクニークでは「教師が手で触れながら動きを伝える」という手法があるのですが、トミー先生は他の先生よりも多くの時間をかけて「触れながら伝える」ことをする先生。決してガシッと動かす訳ではなく、繊細に、繊細に。その手から流れるように伝わるものを言語化するのは本当に難しいのですが、自分でも知らなかったその人の動きのシステムに働きかける、とでも言うのでしょうか。その人も知らない新しいカラダの使い方を「手」を通して伝えることができる、魔法使いのような(笑)先生。イメージは悲しんでいる子どもに優しく触れながら元気になってほしいと願う母の想い、のよう。
魔法使いと書きましたが、ただ見えないものの世界を語っているわけではなく、筋肉、神経的な緊張を解くための場所や触れ方を知り尽くしていて、そこも丁寧に教えてくれた授業でした。
(僧帽筋・胸鎖乳突筋ウォーミングアップも3種類紹介してくださいました。これは変わりますね!背中、首のリラックスや可動域に変化がありました)
私が生徒さんにレッスンをしながら、レッスンをしている私に長い時間をかけてワークをしてくれたトミー先生。
レッスンを受けた私の感じたことは、自分のカラダなのに自分の全然使い慣れていない使い方に働きかける。その時、それを理解しよう、とか、覚えていよう、とかいうことは全く思わなかった時間。ただ、筋感覚的には確かに今までとは違ったことを覚えている。
美しい音楽を聴いた時、美しいものを見たときのあのただ感性に訴えられる感覚や、素晴らしすぎる音楽や演奏者と共に過ごした時間は確かに自分だったんだけど、普段の自分を超えた演奏になっていた、とか
そんな種類のことなんじゃないのかな。
それって最高に贅沢な学びの経験。
2年前のトミー先生の授業を受けながら「なんだこりゃ」と意味がよくわからなかった自分からは少しは成長してるかな!??