我が家の長男、現在5歳。
だんだんやんちゃになってきて母の声も聞こえずおふざけすることも多くなってきた年頃です。
幼稚園に歩いて登園していたある日、息子はポケットに手を入れて歩いていました。
いつもなら「危ないから手を出して歩こう」と言うんですが、最近意識している「保留」と「テーチィングのやり方の学び」のことを思い出してこんなアプローチをしてみたので書いてみます。
私 「いまポケットに手が入ってるんだけど、もしそのまま転んじゃったらどうなるかな?」
息子 「わかんない」
私 「じゃあポケットに手が入ってない時に転んじゃったらどうなってる?」
息子 「手をつく」
私 「じゃあポケットに手が入ってたら?」
息子 「お腹とか足とか頭とかがぶつかる」
私 「そうだよね、身体の中で1番重たいのは頭なんだよ。頭には大切なものがたくさん集まってるんだ。顔を怪我するくらいならいいけどね、頭をぶつけちゃってその大切なものが壊れちゃったら身体がずっと動かなくなったりすることもあるんだって。そうなっちゃったらどうしよう?」
息子 「それはイヤだ」
私 「ママもそんなふうにはなって欲しくないな。元気に大きくなって欲しいから」
息子 「○○くんもそうしたい。じゃあ手は入れないほうがいいね」
ただダメ、と言うだけじゃなくて自分で考えて納得する。そのための情報を与える。そうすることで自分がこうしたい、と選択することが出来る。少し時間もかかるけど、結果的には何度も同じことを言い続けることにはならない(と思いたい💦)し、注意するよりも記憶にも残ってくれるだろう(と思いたい💦)
アレクサンダーのレッスンも同じなんじゃないかな。
言われるからやるんじゃなくて、自分が何をしたいのか。今の自分はどんなことをやっていて、どうなりたいのか。そのためのいろんなことを紐解きながら動きや考えの更新の手助けをするのがアレクサンダーの先生。
教える、ということは人とどう関わっていくかということ。結局子どもを変えるのは本当は親ではなくて子ども自身。でも親はその子どもに対して絶大な影響力を持ってるから、無意識に親の考えを押しつけるような言い方はしたくない。(この部分でもアレクサンダーの学びは役立つこと、多いです!)親として考えをぶつけることはもちろんいっぱいして、その中で自分で考えて選択できる力をつけてあげたいなって思う。
子どもに対してもレッスンで生徒さんに対して思っていることも同じなんだなって気がついた朝でした♪