呼吸について考える⑥具体的な理解がやりたいことの実現になる

アレクサンダーの授業では「呼吸」を取り上げること、とっても多いです。演奏の上でも呼吸は超重要ですが、呼吸は生きることに直結すること。

F.M.アレクサンダーさん自身がレッスンされていた当時は「呼吸の人」と言われていて、呼吸器系の疾患のある人も多くワークを受けたい、と押しかけてきていたみたいです。

私の通っているBodyChanceでは治療を目的にしている教えではないし、治療できる人を育てている訳でもない。もちろん私はそんなこと求めてないし、やりたいとも思っていない。でも、身体の使い方が変わるとそんな身体の変化を感じる人がいるようなんです。

やっているのは、身体の持っているデザイン(機能)にその人の考え方や身体の使い方を沿わせながらやりたいことをやってみる、ということ。私にとっては具体的で、論理的で、実践に使える多くの手段を手にしているところ。

私が知りたいのは、音楽と共に一瞬一瞬で変化している自分の状態が、自分のやりたいことの実現をやり易くする状態であり続けること。

音の高い低いと、演奏中の動きの高い低いが一致している吹き方はベストな効果を出しているのか?どうなのか?

小さい音を求められた時につい身構えてしまう、リードを押しつけてしまうことがどんな効果を出しているのか、いないのか。

本番は練習通りの演奏が出来なきゃいけないのか、どうなのか。

別に気にならなければそんなことどうだっていい。正しい、間違いの話じゃなくって痛い、疲れる、もっと〜したい!など気になることに出会った時には自分を助けてくれる。

自分をとっても丁寧に扱うで、すっごい細かいんです。そんなこと今更・・・と思うことを見直してみる。その習慣の中に見直せることが見つかった時、今までとは新しいやり方を手に入れることになる。身体って繋がってるから、自分が原因だって思ってることが実は全体に関係してたりもする。

最近の私のヒットは肋骨の動き方と息の支え(と呼ばれているもの)がうまく合わさったこと。高い音を吹き続ける時にそれを身体がどうサポートしたらいいのか、の超具体的で理論的な方法。

仕事がない場所は自然なままに、サポートを頑張る場所と動きがわかれば怖くない!

そんな方法を開発中です(*^^*)