こんにちは、ひろみです。
(写真はやっと届いた卒業証書と記念品の解剖の本です!)
感染拡大防止の影響を受けて、急速に広がったオンライン化。
これまでPCを日常的にしていた人もそうでない人もPCやスマホに向き合う時間は格段に増えましたよね。そんな生活が続くと今まで感じていなかった「疲れ」を感じている方も多いのでは??という訳で、前回のブログでも少し触れた「オンライン授業」について役立ちそうなことをピックアップして記事にしてみました。
自分のことで言えば、レッスン活動も学校の担当授業(管楽合奏)もオンラインになり、今までとは違うやり方に戸惑いながらも、こんな状況でもできる精一杯の工夫を考えつつ手探りな現状があります。
そんな私にいつも多くの気づきやヒントをくれているのがアメリカに住むアレクサンダー教師のキャシー・マデン先生。キャシーは大学で持っている6時間のクラスが全てオンラインになっている現状でも、みんなが自分の部屋にいるみたいだと言っていました。確かにキャシーの授業を生徒として受けるとそんな体験をしている自分がいるので、ある意味納得。
という訳で、私が学び、試している「オンラインを快適にする3つの方法」をご紹介。
その1 画面をガン見し続けなくてもいいよ
私も授業のオンラインをやっていますが、生徒さんはしっかり画面を見続けてくれています。私は授業を受けるほうも体験していますが、気がついたら画面と自分の2次元の世界に入り込んでいることも多い。わたしたちは見ているものに影響されやすいので、知らず知らずのうちにその平べったい画面の世界に影響されてしまいます。そうそう、まさに今!!普段より自分自身がキューっと小さくなってしまっていませんか??
思い出してみてください。学校での授業や会議などみんなで同じ空間にいる時、その時間中じーっと話している人のことを見続けていたでしょうか??資料や楽譜、周りの景色や他の人の顔などたくさんのものが視界には入っていたはずで、私たちは意識しなくても3次元の世界にいたんです。
オンラインはPCからの情報がすべてだということもあってつい頑張って見続けてしまいますが、心配しなくても、じっと凝視していなくても耳からだって情報は入ってくるし、必要があったらいつだって画面を見ることはできます。目の前だし。だから、たまには目線を画面から外したっていいんじゃない?というくらいで取り組んでみたらどうでしょう?
目線を外す??どうすればいいの??なんて思った方へ。疲れたなーと思ったら、今いる自分の周りの空間を見回してみてください。PCの中の世界じゃなくてここ(自宅)にいたなーと認識するだけでリラックスできるかもしれません。カラダの広がりや目の使い方が違うのを感じられるかも。いつもの3次元の自分はすぐ戻ってきます!
その2 意識的に動いてみる
楽器の実技レッスンは動きも多いのであまり問題にならないかもしれませんが、授業や会議などの場合、座りっぱなしでじーと画面を見続けていると、どうしたってカラダは固まってきてしまいます。腰が痛くなったり、肩が凝ったり、目が疲れたり。そんな状態では頭に入ることも入りにくくなりそう。もし可能な環境にいるなら、たまに画面から外れて動いてみてはどうでしょう!?(私の授業では呼んだときに帰ってこれるならそれをOKにしています)それだけでカラダの緊張はほぐれます(笑)
そうは言っても、画面から外れられない状況のほうが多いかと思います。そんな時は見えていない下半身で遊んでみることもできます!オススメは座っていながら足を浮かせてバタバタ動かしてみたり、足で文字を書いてみたり。バタバタは股関節からの動きにすると上半身がふらつかないので誰にもバレずに済みますよー(笑)股関節の位置を知っている、動きを知っていることは楽器にも役立つので一石二鳥になる!?
もし、あなたがホスト(会議の主催者や授業を担当している先生)でしたら、是非積極的に動くことを取り入れてみてください。オンラインじゃなかったら当たり前のようにやっていた立ち座りや移動もなくなっている状況なので、生徒さんにより良い状態で話を聞いてもらうためのコンディションづくりの1つになると思います。
その3 自分の状態に意識を向けてみる
マジメで一生懸命な人ほど頑張りすぎている可能性大!!画面を見ながら必要以上に目やカラダが力んでしまっていませんか??
そのことに気がつくのが遅れると、その分カラダへのダメージは大きくなってしまいます。肩が凝ったり目が疲れたり。そうは言っても、終わってからぐったりしている自分に気づくということも多いですよね。こまめに自分の状態に気づけるようになるって、実はスキル。このスキルは意識的に自分を観察することでついてくる力です。この機会にそんな「自分」に目を向ける時間をとってあげるのはどうでしょう?その時には自分にダメ出しをする目線ではなく、「好奇心」で自分を観察してみてください。今力んでいる理由が実はそこにはあるかもしれないし、ないかもしれない(笑)自分の変化に気がついたら、そこからいろんな道が開けてきます。気づいてもそのままだっていいし、心地よくなければ変えたいと願うかもしれない。特にダメージに関することは、早く気づいて対処することで自分に優しく、快適でいられます。そのための1つのツールがアレクサンダー・テクニークです。
自分と仲良くなりながら、急速に広まったオンライン生活とも仲良くなりながら快適に過ごしたいですね。