タンギングの上達は「舌」を含む体全体で考えたい

こんにちは、ひろみです。

今回このテーマを選んだのは、どうやら私の過去ブログの中でこの「タンギング」に関することや「呼吸」に関することへのアクセスが多いらしい、ということをついさっき知ったからです(遅っ!!)

私、これまでブログを覗いてくれている方の興味はなんだろう?という視点では記事を書いたことが無くて、ひたすらその時に自分の興味があること、心動かされたこと、覚えておきたいことなど、完全に自分中心なんです(笑)でも、そのほうが深く掘り下げられるし、伝えたいこともいっぱいある時なんで、気になる記事を見つけたらラッキーと思って細く長くお付き合いいただければと思います。

今回のこのテーマは、その過去記事のテーマを見て「あの時とはまた違った認識も増えているな」と思い、記事にしてみました。

アレクサンダーテクニークの先生のクラスで「舌」についての質問をした事が何度もありました。構造や動きという知識的な分野ももちろんですが、私の関心は知識的な部分よりも見えない「舌」という部分に起こっている「習慣的な動き」についてはとても興味深く、1人1人違う習慣には正解があるわけではないので丁寧に観察をしていきたいところです。

普段は?リラックスしているときは?緊張している時は?楽しい時は?考え事をしている時は?

楽器を組み立てているときは?楽器を持った時は?練習と本番は??自分観察を続けてきている先生や仲間とのクラスは本当に面白いものでした。また「共通言語」の重要性を改めて感じた時間でもありました。

舌の出身地はどこか知っていますか? 

→「舌骨」 さあ、自分のどこにあるんだろう?

舌骨のまわりの筋肉って? 

→「とても複雑!!」 首にあるとても多くの筋肉が関わっています

→「実は肩甲骨とも繋がっている!!」 腕の動きも無関係ではなさそうですね

「自分がリラックスしている時、舌は口の中のどこにいるんだろう?」

→そんなこと考えたこともなかった!!舌の動きって普段無意識ですが、実はいろんな反応や動きをしていることに気づいてますか??

「楽器を演奏しようと構えた時、舌は口の中のどの場所にいるんだろう?」

→場所の特定を目的にするのではなく、普段の位置と違うことをやってみると新しい発見があるかも!

「タンギングの時に舌以外の私はどうなっているんだろう?」

→気になる時ってたいてい上手くいっていない時ですよね。そんな時には舌そのものよりもまずは自分全体を動きやすくしてみるのがオススメ。浮遊骨格である舌骨が自由に動けるために、密につながっている首・鎖骨・肩甲骨が動けるように。呼吸の動きも積極的に取り入れたい。そのためにはそこに繋がっている自分の全部が動きやすいというのがとっても重要。

ちょっと話はそれますが、私は舌のことに囚われない体全体の自由さが自分でコントロールできるようになった時にフラッター(巻き舌)ができるようになりました。自分の固さがあると、結局舌でやりたいことはなかなか起こらなかったし、わずかに出来ている状態に自分で気づくことも難しかったんです。

アレクサンダーテクニークでは今の自分について「まるごとの自分で取り組んでいきます」

舌のことをきっかけに、自分に今何が起こっているんだろう?

その体の動きを作ってる裏にある自分の思考ってなんだろう?

その思考を引き起こしているものってなんだろう?

自分の「あたりまえ」を一旦保留して考えるという視点。

やっぱり人の動きは奥深いと改めて思うのです。