全体性

何かをしようと思った時、うまくいかない部分に対してフォーカスをし(すぎ)て他のことに全く注意がいかなくなっている

私がいつもやってしまうことです。

例えば呼吸のことを気にしている時に喉のあたりや胸、背中などの上半身にフォーカスする。それが今までの私には普通のことでした。その中で「だけ」になってしまっている状態でなんとかしようと考えている。演奏は「体全体を使う動き」のはずなのに、私の体に頭や脚、足があることを忘れてしまう。

そもそも上半身と下半身、と考えを無意識に分けてしまっている自分に気がついたのもレッスンを受けはじめてから。背骨は思っているより長かったし、呼吸を助ける力は「私の上半身」よりもっと下にもあったから。

知識として他にも役に立ったことは「肺はそれ自身ではうごかなかい」という事実や、肺を動かす(働かせる)呼吸の仕組み。知らなかったから悪い、とかではなく、呼吸が大切な管楽器奏者には役に立つ。もちろん音楽をしている時に考えることではないんだけれど知っているだけで身体の動きは変わるんです。

そしてこう考えているとまた忘れそうになる「全体性」。身体全部で考える。呼吸のことを考えている時に脚も足も含めていることが、これまた役に立つ。ただくっついているだけじゃなかった!!身体だけではなく頭や首も含めて考える。頭と背骨の関係を変えることでいろんなことがやりやすくなるのは、身体が本来持っている力が活かせるようになるから。こんな発見をしたアレクサンダー氏のワークは役に立つことが多い。

呼吸を大切に考えているはずの楽器演奏でこんなに自分で自分をロックしていたなんて!気づくとショックでもあります(>_<)

何気ない時に出る「あくび」は頭と首、背骨まで一体となってしかもリラックスしてると思いませんか?何と気持ちいい息を吐く運動でしょう(´∀`*)その快適さを楽器演奏に求めて、本来の身体の力を味方にしてみる。

そんなふうに取り入れることも出来ますよ♫