出来ないことが出来るようになるために必要なこと

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ブログも夏休みしてました、ひろみです。

夏はまとまってお休みを取れてのんびりしたり、練習や合宿、講習会などで新たな発見があったり、じっくり自分のことをやってみたり、と有意義な時間が取れた方もいらっしゃったと思います!

出来なかったことが出来るようになったり、出来る道筋が見えた時って本当に嬉しいものです。今でもそんな新しい自分に出会うとワクワクしますし、音楽のより深いところに入っていける喜びを感じます。

そんな過程で必ずといいくらいやっている「意識する」ってことについて考えたことです。

 

何か良くしたいことがある時、なぜ出来ないのか、どうしたいかを必死で考えます。いろいろ試したり、レッスンを受けたりしながら自分なりに実験をしていくのですが、その中で見つけた「その時の自分に効果があった信じられるやり方」を繰り返して自分のものにしていくのが練習かと思います。

その時に何をするのか?

「そのことを意識して練習する」

と思った方、是非下の文章を読んでみてください。引っかかることが何かありますか?実際私は今まで全部ひっくるめて使っていたので、自分のためにちょっと整理をしたいと思います。

 

これはもしかしたら「意識する」という言葉をどう理解しているか、という話になってしまうかもしれませんが

「意識する」→具体的な動作をするために自分へ指示を出し続けている

「意識する」→もっとぼやっとしたこのあたりをこうする感じ、みたいな感覚的なことを再現しようとしている

どちらも自分の役に立っていれば間違いではないはず!ただ、もっと具体的なよい言葉があるなーと最近思いました。

出来ない→別の方法を試しながら効果がありそうなことを見つける→今までと違うことって何だろう?まできたら今までの「意識する」を置き替えて

具体的なその動作(いつもより腕を動かす、など)を知る→その動作をやってみて効果を実感する→反復して自分の動きにする→もう動き方は知っている→必要なときに思い出す

こんなのはどうでしょう?文章で書くとなんだか固苦しいですね。でも書いてみると、出来ないことって知らないことなんだって気づきました。

「知ってたって出来ません!」と言われそうですが、そこからが練習です。もちろん理解が深ければよりやり易くなる確率は上がりますが、重要なのは自分にとってしっくりくる、納得いく理解。1人1人の容姿や考え方が違うように、他の人が言われて効果があった言葉が必ず自分に響く訳でないことも多くあるのです。

知ることで迷いなくやるべきことが見える。知っているから、極端に調子が崩れることも少ない。あっても自分で気がつける。

(補足:全てを知らなきゃいけないなんて思ってないですよ。上手くいってることはそれでいいじゃないですか!改善したい問題がある時に動作の違いを知ると役に立つよ、という話です)

反復して知っていることは思い続けていなくても大丈夫。必要なところで思い出せばいい。例えば曲の真ん中あたりで出てくる速い動きのことをそのずっと前から「意識して」いても役に立たない。その時には違うやるべきことがあるはずだから。速い動きを吹く準備の前に思い出せば大丈夫、と思える反復練習をしておきたい(←常に持ってる願望!)