演奏の動きは私たちをより音楽に近づけてくれるもの

83d8beb787dbc80415bf3b1ab7b1e9b9_s素晴らしい演奏会を聴いてきました。演奏会形式のオペラ公演だったのですが、指揮者、オーケストラ、合唱、歌い手が一体となった素晴らしい時間。聴衆の1人としてもとても興奮した3時間、あっという間でした!

演奏会で演奏を聴いている時、私たちは聴いているだけじゃなくてあらゆる感覚を使って音楽を楽しんでいますよね。その中でもけっこうわかりやすいものの1つ「視覚」から受け取る情報「見え方」と演奏者本人がやっている「動かし方」に注目してみたいと思います。

私たちは楽器を演奏しながら動いています。でもその認識や程度の感じ方は人によって様々でしょう。

身体が勝手に大きく動いてしまう人、キレイに見える姿勢をつくろうとする人、周りに合わせて動かしている人、無駄に動かない方がいいと思っている人、カッコよく見せるために動く人、動きが少ない人、歩きまわりながら演奏する人などなど・・・。

ここではどのタイプの人もオッケーだ!とまず言いたいと思います。動きは誰になんと言われようと自分のものです。自分らしく演奏出来ていて、特に不満や悩みがなかったなら何の問題もないですよね。

でももし何か演奏に不自然さややりにくさを感じていたとしたら?痛みを感じていたとしたら?今回はそんな方のために書きました。もしよかったら一緒に考えてみませんか?

演奏をするということはとっても主体的で意識的なこと。

「出したい音や音楽を実現するために必要な動き」

をやり続けながら

「動きを起こす動き」(カッコ良く見せたい!あの奏者の真似をしたい!みんなと揃って動く、視覚的効果を狙って意図的に動くなど)

などを含んだりもしているでしょう。でも

「全く自分では意図していないけどほぼ無意識に働いてしまっている反射的な動き」

もけっこう入ってきているのに気づいていますか?

どれが良いとか悪いということではないんですが、何かやりにくさや問題にぶつかった時、自分の動き方をじっくり見てみると、そこからけっこう気がつくことは多いですよ。

すぐ疲れてしまう・もっと息を吸いたい・吐きたい・腕や肩などがすぐ痛くなる・特定の技術がうまくいかない・・・などは

「全く自分では意図していないけどほぼ無意識に働いてしまっている反射的な動き」

のほうに多く力を使ってしまっている可能性が考えられます。だからその力が本当に必要なのかをもう一度見直すことや、今出したい音や音楽を実現するために必要な動きを増やすことも出来る可能性があります!これが演奏の動きの質を上げること。

その動きの源は??

アレクサンダーテクニークを取り入れた演奏テクニックレッスンに興味がある方は一度体験して実感してみてくださいね。

 

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