普段の生活にも少しずつアレクサンダーテクニークを取り入れる面白さを感じ始めているひろみです。
私は2児の母です。
我が子は3歳と5歳の男の子。それはそれはやんちゃ盛り(笑)どこからそんなパワーが出てくるのか、疲れ知らずな2人に毎日元気をもらっています。
そういえば、長男を出産する前、妊娠中に母親学級なるものがありまして何度か参加したのですが、そこで
「子どもを産んだからいきなり母親になる訳ではないんだよ」
「子どもがお母さんにしてくれる、子どもと一緒に成長していくんだよ」
みたいなことを言われたのをふっと思い出したんです。
毎日の生活の中で、ホントにそうだなーと思う場面が沢山ある。母になる前、子どもってもっとちいさくて未熟で親の言うことを聞いていろんなことを覚えながら大きくなってるんだと思い込んでいたけれど、実際の子どもは生命力に溢れ、新しいことに目を輝かせ、自分の意思をはっきり示し、こちらが思っている以上にいろんなことを考えたり感じたり受けとめたりしている。
産まれたばかりの時からそのことを強く感じるくらいはっきりあって、親だからって上から目線で決めつけたくない「個性」がそこにはある。
親は(いろんな考えの人がいて当然なので、ここで言う親、は私の考え)子どもの普段からの様子を見ていて、どんなことが好きなのか、怖いのか、嫌いなのか、嬉しいのかをよくわかってる(つもり)。何か新しいことにチャレンジする時、親はオトナの自分が思うことそのままをぶつけるんじゃなくて、自分の子の今持っている力や性格まで含めたサポートの仕方を全力で考える。こちらも悩みながら気づいたら一緒に学んでいる。
教えることは共に育つこと
最近アレクサンダーのティーチングスキルについての学びが沢山あったんですが、これって親が子どもを育てる育て方みたいなことにも共通点が多いなーって思ったんです。
相手を知ることはとっても大切。私とは違う、とっても尊い個性。
限られた時間の中ではあるけれど、生徒さんが悩みや望みに対して今どんなことを思っていたり、過去にどんな体験や練習をしたり、どんな理想を持っていたり、などを共有できたら、考えと今身体で起きていること全体が見えてくる。
意識的な考えが身体を動かしているのか、無意識に動いてしまっているのか、動いていないのか。
先生という立場から自分の考えを一方的に押しつけるレッスンじゃなくて、学びたい生徒さんと教える先生が同じほうを向くってすごく充実した時間になるなー。