こんにちは、ひろみです。
昨年はコロナの影響で全くといていいほどコンサートが無い秋〜冬でしたが、今年は少し感染状況が落ち着いてきた時期とも重なって、いくつかのコンサートに出演させていただいています。
12月10日には、所属している湘南エールアンサンブルの地方公演で軽井沢の素晴らしいコンサートホール「大賀ホール」での演奏会に出演してきました。
この日の講演は日本を代表するヴァイオリニストの1人である前橋汀子さんとの共演も。表現豊かなメンデルスゾーンの世界に引き込まれるような演奏をリハーサル、ゲネプロ、本番と何度も聴かせてもらえるのは演奏者の特権!!でもこんな時には聴き惚れすぎて自分の出番を忘れないようにするのが大変です(*’▽’*)
この日のメインプログラムはチャイコフスキー作曲の幻想序曲「ロメオとジュリエット」。素晴らしい響きのホール、リハーサルで確かめ合えた奏者同士の結束力と本番の高揚感で本番はエキサイティングな時間になりました。アンコールには「白鳥の湖より情景」(有名なオーボエの長いソロがあります)というシビれるプログラムで終演。帰り道の冷たい空気がとても気持ちよかったです。
コロナ禍もあって今までになかったいろんな時間を経てきたこと、これまでいろんな場面で演奏するという経験をしてきて思うことは、音を通してつながりあえるという関係性を体感できることは決して当たりまえのことじゃないということ。やっぱりそんな貴重な時間には練習してきたことを思いきり出して音楽できる自分でいたいと思いますよね。
今までより本番が減っている状況の中でも私がこれまで以上に本番を楽しめる気持ちになれているのは、アレクサンダーテクニークを学んだことも大きいです。音楽、楽器の演奏って本当に自分の全部(身体的なことから心の中、これまでの経験や知識など)が詰まってるんだということを実感。
生徒さんのレッスンでも心の状態から演奏が変化するということを自分自身でコントロールしていくことや、持っている技術を心と結びつけるために今やるべきことは何だろう?と確認するいうようなことを通して、レッスン後にはすっかり迷いなく演奏ができるという場面を多く見せてもらっています。
コロナ禍が続いていますが、心の健康のためにも豊かな音楽に触れる機会が多くの皆様にありますように♡