「伝える」を学ぶ

 

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こんにちは、ひろみです。

私の今の活動(仕事)は「演奏すること」と「教えること」。

 

ご存知の通り「演奏すること」についての探求には終わりがなく、私もその面白さを知ってからは楽器を手にする度に

もっとあんなふうになりたい」

「自分に磨きをかけていきたい」

「もっと自由になりたい」

いろんなことを思いながら、その時々のマイブームに乗りながら多くの方がそうであるようにいろんな探求を繰り返しているのですが…

まあ、そんな私がこのアレクサンダーの学校(Body Chance)で学んでいて思うことは、まだまだ知らないことっていっぱいあって、それが外側のことなんじゃなくて、カラダヤココロを含めた自分自身のことで、それが本当に演奏に役に立ち、自分の可能性が広がり、自分自身の在り方や考え方までより演奏しやすい方向へ変わってきてるなーということなんです。

それまでだって自分なりにけっこういろいろやってきたって思ってたし、出来ると思ってたし、すごい不調や特定のできない何かがあるわけでもないのに、です。

 

そんな私が今興味をもって取り組んでいることの1つが「教えること」。私の所属しているアレクサンダーの学校Body Chanceでは「ティーチングスキル」をとても厳しく、細かく、丁寧に学びます。それはここで学んだ知識の話ではありません。私自身の経験やスキルのことでもありません。

はじめは何を言っているのかさえわかりませんでした。わかりやすく言えば「学びの環境を整える」ということになるんですが、そんな形式的なことではなくて。

私が今まで出会った先生方(生まれてから今まですべての)から感じた学びやすさ、理解しやすさ、話しやすさ、聞きやすさ、心に残る言葉、励まされる気持ち、次への意欲、安心感、信頼・・・これらって、先生側から発信される要素がとても大きいように思う、だから先生自身が伝えたいこととほぼ同時に、受け取りやすさまで心を配る、今の自分に対しての質を求め続ける、みたいなことに新しく取り組んでいるところです。

でもこれって、音楽を届けたいからその音程や音量、音色など程細部にまで同時に心を配りながら演奏するっていうのと実はあまり変わらないと思っていて、自分が話すということに、聞くということに、立つということに、心を開くということに、レッスンのあらゆる動きの質を高めていく、そんな取り組み。

まぁ、高圧的な態度の先生の前で素直な自分の探求ができるかっていうと難しいし、先生が自分とどんな態度で接してもらえてるのかって、実は先生より生徒側のほうが敏感に感じ取っているもの。

それって性格やその人の生まれ持ったものだと思ってたけど、スキルとして身に着けることもできて、無くてもできるけど、より伝えたいことが伝わりやすくなるものでもある方法で、それが社会では「コミュニケーション術」とか「教育心理学」などと呼ばれていたりする。どの分野でも、名コーチと呼ばれる人たちは伝え方のスキルを持っているんです。

だから「教える」ってことをちゃんと学ぶ機会ってとても新鮮で楽しい!

今までの自分のやり方も1つ。また違った方向から「教える」のも1つ新しいチャレンジです!