「あし」をパフォーマンスに含めるメリット

 

こんにちは、ひろみです。

「全身で動いて」

「カラダ全体を使って」

パフォーマンスやスポーツ、昔やったラジオ体操などもでもこんなアドバイスを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

大抵は

「使ってるよ!」

の一言で終わってしまうでしょう。だって「腕だけ」とか「脚だけ」って切り離して使えるように私たちは出来ていないから。全身は繋がっているんです。

でも、ちょっと待ってください!

「手の動き」にすごく集中している時、例えばスマホで長いメールを作っている時、脚の存在を覚えていますか?呼吸は何回しましたか?と聞かれたらどうでしょう。

「手の動き」は全部繋がっているカラダの動きの一部です。まぁ、スマホのメールをより快適に、とはもしかしたら思っていないかもしれませんが、これが

「演奏の時にもっと指を速く動かしたい」とか

「指を動かしながらも息をしっかり使いたい」

となると俄然興味が湧いてくるのが演奏の上達を願う私たち。指に集中しながらも、その指が動きやすい条件を作り出しているのは、繋がっているカラダ全体なのです。

カラダは全部繋がっている

ということに意識的であるだけで、ずっと動きは良くなるはずです。カラダは勝手にやりたいことに対するバランスを取って、足りない力を補い合いながらなんとかしようとしてくれているから。

自分にとって全身を意識し易いポイントって何だろう?というのは人によって、活動の種類によって違ってくるでしょう。

ランナーの方は脚に対する意識は人一倍強いはず。そこから遠い頭や肩についても意識的に脚の動きに含めてみると、何か違うかもしれません。繋がっていますから。

私たち演奏者は、腕や胴体の上の方に対する意識は人一倍強いはず。そこから遠い場所、例えば脚とか背中とかにはどのくらい意識的でいられているでしょう?

 

指や呼吸のことに集中すると、意識の外に行きやすいこの「あし」ですが(この場合はこっちの→脚あし)この脚の骨についている筋肉の中には、胴体や横隔膜に繋がっているものがあるんです。

指や呼吸のことに集中したい、よりスムーズに、コントロール良く扱うための条件の中の1つに脚の使い方も関係してしまうのです。

呼吸筋の代表、横隔膜ですよ!関係してしまうというレベルではなく、直接繋がっているんですから影響も実は大きいのです。

また、脚と胴体が繋がっているこの股関節という場所は、なかなかいろんなことが出来る場所でもあります。近くにある「骨盤低筋群」「すぐ上まである腹筋群」「接している大きな骨、骨盤の角度」など、多くのことに協力できる場所なのです。

 

あなたが演奏している時、腕や肩や口周りの筋感覚と同じように、脚に起こっていることが意識の中に入ってきていますか??

やっぱりカラダは全部繋がっている!!

最近も、目の前でプロのナレーターさんの脚の使い方の違いを見せてもらい、声の変化、本人のやり易さの変化を見ることが出来ました。

カラダ全部を使って演奏するってどんなことだろう??是非考えてみてください(*´∇`*)