正確だけどつまらない演奏と面白いけどミスが聞こえる演奏、どう評価しますか?

こんにちは、ひろみです。

学生時代からこんなことを思っていました。それはやはりコンクールや身内の発表会、試験など「評価される」場で他の人の演奏を聴きながら特にふっとやってくる考えでした。

私はどちらかというと正確さよりも表現に情熱があったので、やろうという気持ちを優先するあまりミスが多くなることを自覚していました。だからこそ、普段から正確さを求めて練習も工夫してきたつもりでしたが、最後の最後、本番という舞台では表現したい勢いに技術がのみこまれてしまったり、思ったとおりにいかなかった・・・(´༎ຶོρ༎ຶོ`)なんて経験も多くしています。

 

AT(アレクサンダーテクニーク)の勉強を専門にはじめてもうすぐ2年。身体の機能や構造、動きを知るとより機能的に、よりスムーズに演奏出来る体験を重ねる一方で、そのことを意識すると、自分の表現したい音楽を奏でたい気持ちに反発するような違和感をずっとずっと持ち続けていました。

「そんなふうに演奏したいんじゃない!」

でも、そんな気持ちを抱えながらも続けていたのは、「実際には演奏し易くなってきている」事実や「背中が痛くならない」事実。考えれば考えるほどわからなくて、ATのレッスンで要求される提案に対し、何度「それは出来ません!」と言ってしまったことか。

 

でも、1年以上が過ぎた頃から、なんとなくその違和感の正体が見え始めました。

それは、間違えないために演奏する訳でもなく、感情にのまれて演奏する訳でもない。その両方が演奏中に行き交う訳でもない。

自分の表現したい音楽は、「より自分を繊細にコントロールすることで」音として表現することが可能になる

感覚が動きにすーっと結びついて理想の演奏が出来ているなら何の問題もない。むしろ理想的✨

アレクサンダーテクニークは、「より自分を繊細にコントロールすること」のための感覚的ではなく機能的な手段。

両方を使えたら、もっと自分の能力を引き出せる!!

言葉にすると当たり前のことなんですが、私にとっては少し新しい理解だったんです。そう思えるようになってから、前より学びが楽しく、心地良くなってきました。

 

 

そんなカラダとココロと演奏の関係に悩みや興味のある方に向けてワークショップを開催します!

2018年6月30日(土)

11時ー14時  ドルチェ楽器(東京・新宿)にて

実際に行動していろんな変化を感じてみませんか?

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