こうかもしれない!?試してみたけど上手くいかなかった時、どうしていますか?

 

こんにちは、ひろみです。

寒い日が続いていますが、お元気にお過ごしでしょうか?

今回の長いタイトル、完全に自分への問いかけから始まっています。最近、このことに自分の考え方の習慣が関係していたことを大発見し(てもらい)

うわーホントそうだわ〜!!これは上達とか効率良くとかに直結するわ〜!!

という学びがあったのでご紹介したいと思います。

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練習の過程って本当に自分の歩みですよね。いくら演奏会やレッスンで刺激を受けても、先生にやり方を教わっても、それをどう取り入れていくのかは完全に自分の歩みで、そこに関してはほとんどの場合ケアされていないのではないでしょうか?それは先生が、の場合もあるとは思いますが、多くは自分自身に起こっているようなんです。

まどろっこしいので、私の体験と合わせて紹介してみます!

 

「音が下がっていく時のシングルタンギングをスムーズに吹きたい」がその時の私のやりたいことでした。

①   まずは、目的のための自分観察→自分には今どういう動きがあってこうなっている をします。

②    そこからどうしたら改善されるのかを分析して→ダブルタンギングでの息の通り方とは違うぞ。もっと近づける方法は?通り道は?

③    あらゆる経験や知識を引っ張り出しながら仮説を立て→息の通り道を狭くしてみたら?舌の奥の方でそれが出来ないか?

④    練習する→仮説を試してみる

となる訳なんですが、上手くいかなかったんです。何度もやってみたけど上手くいかないのは自分のやりたいことに身体が反応してくれてない、と思い、私はBodyChanceの先生であり、演奏の動きの専門家であるバジル・クリッツァーさんの授業でレッスンを受けた訳ですよ。

そこで指摘されたことの1つが「手段が目的になっていた」こと。自分の身体が反応してくれない、は本来の「タンギングをスムーズにしたい」という目的のための手段だったはずなのに、手段が上手くいくことがいつのまにか目的になっていたことに気づかされました。

でもまだ納得いかない私。だってこの手段が達成されたら目的も達成されるって思ってたから。

ここでバジルさんが紹介してくれたのは、ボディチャンスのディレクターで世界的なアレクサンダーテクニーク教師キャシーの言葉でした。

「3回も同じことをやって上手くいかなかったら普通変えるでしょう」

キャシーは、同じことを2回試すことについても疑いの眼差しを向けたそう。1回やって、その情報を元にバージョンアップをしてまた次に試してみる

『 練習とはそんな実験の繰り返し 』

俳優として、舞台監督として、演劇大学の教師としてのキャシーの言葉は、これまでも演奏者に共通することが多くありました。

ここで気づいたことがありました。それが私のやり方、私の習慣!!

その①     練習するという中に、反復していく中で見つけていくという考えが含まれていたこと。

今回は上手くいくために使いたい場所=筋肉選びをしていたはずなのに、いつの間にか筋力の働きを活性化させていた!これはこれで意味はあるけど、目的に辿り着くための道じゃなくて寄り道ですね。。。

その②     分析して導き出した仮説を自分の中でいつのまにか正解にしてしまっていたこと!

仮説って自分の信じていることから導き出したから、それがけっこう詳しい、信頼できる情報を元にしていたら、信頼できる人に言われたら、仮説が正解に簡単にすり替わってしまう。上手くいかない時にはどんな仮説も見直す、検証することも大事なんだと気付かされました。

身体がうまく反応しないのには何か理由があるはず。自分で動かしているはずなのに、その理由には気づいていないことは山のようにあります。

取りこぼした宝物を見つけに行くような練習だなーと感じています。