こんにちは、ひろみです。
（写真は昨年の5月に来日していたアレクサンダー教師 マルコム先生と）
今回は、オンラインレッスンのご紹介♪
アレクサンダーテクニークの教師資格が取得できたタイミングで考え始めていたオンラインレッスンですが、予期せぬテレワーク・オンラインの推奨もあり、私も背中を押されこのタイミングで始めました！私の息子たちも最近100名規模のオンライン講座を受けたのですが、外に行けない時間をとても楽しく大笑いしながら楽しんでいたのを見て「新しい形だなー」と感じています。
オンラインレッスンは通信環境がそれぞれですし、まぁそもそも私が慣れてないので（汗）まずは私側の環境設定を試行錯誤し、何度も試し、相手の環境に対する簡単な改善策を考えたり・・・ということを一応IT業界の仕事をしている主人にも教えてもらいながら、ようやく生徒さんとのレッスンを開始しました。
はじめてみた感想は率直に「楽しかった！！」
以前からレッスンしている生徒さんも、このコロナの影響で久しぶりのレッスン。元気な顔が見られて嬉しかったし、「今」取り組んでいる様子が見られるのは話が早い。対面レッスンで聴く音のようにはいかないけれど、変化は聞き取れるくらいにはなっていたし、今のところは特に大きな通信トラブルもなくできています。
音から判断するというのがいつもより難しいこの環境では、アレクサンダーテクニークで学んだ「動きを観察すること」や「事実に基づいた考え方からの動き」「思考と動きの関係」などからのアプローチはとても役立っています！
というわけで、自粛要請の毎日の中、新しい形を模索しているオンラインレッスン♪
今回のレッスンはZoomを初めて使うという方とレッスン。生徒さんはスマホからの受講でした。
私はというと
↑今のところ【PC・外付けスピーカー・外付けマイク】こんな感じのセッティングでやっています。音量はレッスンのはじめに調節しています。
まずは少し前になってしまった前回からの変化や最近のお話を聞き、そのあとに音階を２つ吹いてもらいました。聞こえ方はまずますという状態でしたが、そのなかでも音のばらつき、特に低音・高音が気こえました。実は同じ音階を事前に録音で送ってもらっていたのですが、オンラインでも同じような現象が聴こえていたので、この日は「高音の響かせ方」と「低音の響かせ方」について一緒にやってみました。
ポイントは「楽器の響き」ではなく、「楽器を響かせる自分」に焦点を当てたこと。
自分がどんな状態で楽器を響かせているかに注目した結果、楽器の響きを変化させよう というアプローチです。
まず高い音を吹いているときに意識していること、特に、自分のカラダのどこを響かせているのかについてやってることを改めて言葉にしてもらいました。言葉にしてもらうということは、言葉にできるくらい自分自身をモニターしてもらうということ。それこそがはじめの狙いだったりします。
次に、私から響く場所について具体的に提案させてもらってそれを吹きながら意識的にやってもらいました。声でやってみるとわかりやすい「ブルブル振動する（しているであろう）ところ」が音階の進行とともにどうやって移動していくのか、という観察と実験です。響いている場所や感じ方は人それぞれなので、生徒さんがモニターして言葉にしてくれた情報に、役立ちそうな情報を１つ加えて試しに吹いてもらう。前より良さそうならそこにまた１つ情報を加えてみる、というように私が正しいことを提示するというやり方ではなく、現状からどうやって変化するのが演奏に効果的なのかを一緒に見つけるレッスン。生徒さんが自分自身で変化していけるようにするのが私の役目です。
低音についても手順は全く同じでした。面白いなと思ったのは、es-mollの主音のEsの音とb-mollの主音Bの音を同じ「最初の低い音」として吹いてしまっていたこと。改めてロングトーンをしながら観察してもらうとオーボエの下のEsと最低音Bでは響かせ方が違うことをカラダは知っていました。でも何気なく同じように「低い音」として吹いてしまっているときに響きや発音を犠牲にしていたことに気づいたりもしました。なんとなく出来ていたことについても、そこに何が起こっているのかに意識的になることで精度を上げることにつながったレッスンでした。
その後、曲を聞かせてもらったり話をしたりしてレッスン終了。レッスン直後に「久しぶりにレッスンが受けられてとても嬉しかったです」とメールをいただきました (*^^*)
興味あるなーという方、気軽にお問合せくださいね！
（この状況で家で音は出せないけれど・・・という方でも、長年の疑問やアレクサンダーテクニークのお話、演奏に役立ちそうな解剖学的知識とボディマッピングなど、この機会にお試しレッスンはいかがですか？初回は半額・通信不具合では全額返金対応させていただいています。）
