コンサート報告

こんにちは、ひろみです。

少し時間が経ってしまいましたが、6月3日(土)のコンサートが無事に終了しました。

ちょうど関東圏では前日からこの日の明け方にかけて台風の影響が心配された天候ではありましたが(出演者としては当日朝の交通への影響などドキドキします)午後にはお天気も回復し、1回目は満席の、同じ公演の2回目も7割を超えるたくさんのお客様にご来場いただきました。

今回はモーツァルトの名曲コンサートということで、私はオーボエ四重奏曲のソロとヴァイオリン・ヴィオラの協奏交響曲のオーケストラ、アンコールはソリスト3人でディヴェルティメントを演奏。ハードな1日でしたが、毎回の演奏に発見があったのは素晴らしいメンバーの皆さんのおかげ。モーツァルトの音楽を味わい続けられた1日でした。終演後にロビーで沢山声をかけていただいたのも本当に嬉しかったです!!(しばらく無かった嬉しい時間^^)

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

ここからは演奏者の裏側的な感想を自分への覚書を兼ねて。

今回の演奏会に向けて、音楽面とは別のこととして自分の中での体力と集中力をどう合わせていこうか?ということもテーマにしていました。1回のステージに向けてということにはある程度慣れていますが、1日に2回ソロ、ということにはあまり慣れていなくて。台風通過もあってリードの状態も気になりますが、もっと大事にしたことはそれをコントロールできる自分でありたいということ。これまで温めてきたことを本番で聴いていただきたいからこそです。

基礎体力、大事です。何事も健康と体力!!練習と並行して普段の運動量もできる範囲で増やしていきました。疲れきった状態での練習もいろんな発見があり、集中力が欠けるとどうなるのかという自分に向き合うこともできました。

楽器については安心感。YAMAHAアトリエの肥田さんに改造をお願いし、細かく調整いただいた新しい楽器と共に臨みました。楽器から素直に自分の歌が奏られる嬉しさ。あとは私がどうかだけというのは奏者としてなんと心強いことか。

カラダの状態はいつでも動ける状態にストレッチを意識して。これは筋トレ的なストレッチの意味合いも無くはないのですが、それよりも関節の可動域を中心に刺激を与えたり、意識的に動かしてみたり。本番はカラダがいつもより固くなりやすいですから、繊細に、念入りに。

リハーサル、本番前、本番中の適度な水分、エネルギー補給。日常の運動で実感した筋肉疲労を少なく使い続けるための「補給」を演奏の中にも取り入れてみたら(自分的には初の試み!)かなり疲労度を軽減させてくれました。このあたりは専門家のアドバイスを受けながら今後も実験していきたいことです。

一番大事な「舞台の上で音を愉しみ続けること」への集中力を体力やリードなど他の要因で失ってしまう残念さを知っているから、そこへの後悔がないように。もちろん演奏も毎回どう聞こえているのかを確認しながら、実現したいこととやっていることと音になっていることを結びつける作業を丁寧に。

そして本番は自由に。お客様が入ったホールの響きと本番ならではのやりとりを楽しみながら。

ありがとうございました!!