こんにちは、ひろみです。
年度末はいろいろと忙しくなりますよね。私のことを言えば、学びや仕事の他にも長男の卒園、入学準備やワークショップの企画、新しい授業の準備などやりたいこと、やるべきことに埋もれていまして。。。
でも幸せなことは、どれも私のやりたいことで、エネルギーを注ぎたいこと。ちょっと整理しながら順番に、丁寧に取り組んでいきたいと思います。
今日のテーマは本番に対しての練習の種類のお話です。
アレクサンダーの授業で「いつもは出来るはずのことが本番中に不安になってしまって・・・」と相談されていた方を通しての学びをシェアしたいと思います。
このことについてはいろんなアプローチがあります。
今回は「人前だから」というようなメンタル的なサポートに関するアプローチのほうではなく、
「本番に向けてどんな練習をしたらいいのか」の内容について書いてみます。
リズム練習や反復練習をしながらとにかく吹けるようになるまで練習する!!
を信じて吹いてきた方へ
① ほぼ自動操縦できるくらい技術を身体へ落とし込む時に気をつけたいこと
② 本番の時しか使わないけれど、でも強力に必要なスキルを事前に練習しておけること
をお伝えしますね。
まずは
① 自動操縦できるくらい身体へ落とし込む時に気をつけたいこと
これは身体の使い方のお話になります。
出来ないところを出来るようにしたい時、ただただ反復するだけでは、ただただいろんなリズム練習をしただけでは出来るようにならないことも多いです。そんな練習をひたすら信じて続けることは、間違えるパターンを学習してしまうことや、無理矢理使い続けている身体を痛めてしまう危険も含んでいます。
何度やっても出来ないのにはきっと理由があります。
他の人と同じようにやっているのに、
先生に言われたとおりにやっているのに、
何度も繰り返しやっているのに、
出来ないならあなただからの理由がきっとあります。
人はそれぞれに個性があり、身体の大きさが違い、クセが違います。
つまり、出発点がそもそも人それぞれなんです。だから反復ではなく、
「直そう」
でもなく、まずは
「自分ってどんなふうに動いてコレをやっているんだろう?」
と自分に興味を向けてみましょう。
その次に考えてみたいのは「自分はやりたいことに適した動きをしてる?」ということ。
その時に助けになるのが、まずはもっと身体全体でその動きがサポート出来ないか、ということ。身体の軸とか体幹とかインナーマッスルと呼ばれるところに注目したいんです。
なんとなくわかるけど、どうしたらいいのかわからない方へ
アレクサンダーのワークでは
「頭が動いて身体全体がついてくる」
という言葉があります。
頭蓋骨と脊椎は耳のあたりの高さで出会っています。そこから脊椎は尾骨という退化したしっぽまで繋がっています。
頭の動きに思っているより長い胴体がしっぽまで自由についてくることで全身がしなやかに動ける、部分の筋肉でなく、全身のインナーマッスルがやりたい動きに協力できる状態をつくるというものです。
よかったら試してみてください!
その次に、身体の構造に関する知識や可動域、筋肉の働きなどの情報が役に立つことがあります。やりたい動きと自分の構造を一致させるんです。
長々と書きましたが、
無理矢理動かすのではなく、無理なく動ける使い方を見つける作業です!
でもね?
見つけたら終わりではありません。
その運動伝達経路を何度も何度も繰り返して覚えさせて強固にしていく、これこそが時間をかけてやるべき練習です!
反復練習の意味を間違えると、せっかく練習したことが不調や故障の原因になることがあるのでご注意くださいね!
② 本番の時しか使わないけれど、でも強力に必要なスキルを事前に練習しておけること
は次の記事に書きます!
練習では上手くいくんだけど・・・
自分の力が発揮出来ない
などに心当たりのある方、また読みに来てください(^-^)