こんにちは、ひろみです。
前回記事の続きになります。今回は②の
本番の時しか使わないけれど、でも強力に必要なスキルを事前に練習しておけること
についての学びをお伝えします。
練習で必要な繰り返し練習の注意点について、特に何度やっても出来ないところに対しての練習に関しては前回記事を参考にしてみてください!
本番のための練習には他にもいろいろ出来ることがあります。
楽譜をよく読み解いたり
イメージを膨らませたり
暗譜をしたり(覚えることが目的ではなく、覚えるくらい音楽を自分に取り込むことで自分に余裕が出来る)
演奏しながら注意を向けたいことを整理しておいたり
楽器やリードの状態や体調を整えたり
出来る準備は他にもいろいろ考えられますが、その中で
② 本番の時しか使わないけれど、でも強力に必要なスキルを事前に練習しておけること
は是非練習しておきたいことです。
普段の練習でやりたいのは、失敗しないように練習するというよりも「どうやったらやりたいことを実現させることが出来るのか?」の方法探しとその経路の構築です。(前回記事の①)
じゃあ練習と本番では何が違うのか?
「本番」という場所を何度も経験している程、「本番」で自分の壁に向き合い、打ち勝ってきた経験が豊富な程(主にプロ奏者)はその違いを認識しながらもその時の自分で演奏し続ける手法を多く持っています。
でもそこだけを聞いて真似しても、いきなりスーパープレイヤーと同じようにはいきません。やはり自分の経験を通して得られる自分のやり方を見つけていきたいし、それこそが自分を助けてくれるやり方になります。あくまで練習、ですがやらないよりは自分の違う一面に気づくチャンスが増えます。
・ 人前で演奏する
・ 演奏が始まったら最後まで自分の都合では止められない
・ 思っていた環境と違う、自分の準備が整っているかなど関係なく、時間が来たら演奏する状況(自分で
・ 人から評価される(と思っている)
もしこれらの項目の中に苦手だな、と思ったり気になっていることがあるなら、是非本番前に取り組んでみてください。その取り組み方の1つをご紹介します。
2番目に挙げた
・ 演奏が始まったら最後まで自分の都合では止められない
に対しては、普段の練習でやっている試したり、繰り返して自分に覚えさせる練習とは別に取り組む必要があります。
練習で取り組んで自分のものにしたであろうやり方を使って、それがどんな状況の中でも、上手くいこうと、いかなくても、本番で演奏をするためには自分の意思で最後まで演奏出来る「体力」と「精神力」が必要です。ここにこそその人の底力が現れ、根性出せー!!と自分が自分に言いたい(笑)
こんなことを、是非普段の練習とは違う状況設定をして、本番を想定した通し練習の中で体験してみましょう。
練習の仕方の1つですが、まず環境
・ 1人レコーディング(録音)してみる
・ 誰か人を集めて観客になってもらう
・ それが難しければ、クッションなど物でもいいので観客に見立てて演奏してみる
の工夫をしてみましょう。観客や演奏会のホールを想像して練習する、というより、実際に目に見える形にして取り組んでみるのがオススメ。物の場合はぬいぐるみみたいに目がついてるものはより効果的!
次に準備など時間的なタイミングも練習しておけます。
本番は練習のようにあなたのいろいろな準備が整ってから始められるとは限りません。
・ 本番までに自分を整えるやり方
についてはいろんなパターンを試しながら自分に合った方法を見つけていきたいですね。でも
・ 準備が整いきれていなくても本番を迎える(直前に音出しが出来ない、待ち時間が長い、など)
ことを想定に入れて練習することも出来るでしょう。
普段の練習とは違う環境や状況を取り入れたりしながら、その中でも練習してきた自分に自信をもって、その時にしか起こらないことにも向き合いながらも最後まで演奏していけることを何度も練習してみましょう。
余裕が出てきたら
「頭が動いて身体全体がついてくる」
とイメージしてみてください。
無意識に自分に向けてやっているロックを意識的に解除する動きに繋がる1つの手法です。ぐっといろんなことがやり易くなるかも!?
よかったら試してみてくださいね。