バジル・クリッツァーさんのワークショップアシスタント

こんにちは、ひろみです。

少し前のことになりますが、アレクサンダーテクニーク教師で私の先生でもあるバジル・クリッツァーさんのホルン奏者向けの講座にアシスタントとして参加をしてきました。

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オーボエ奏者なのに!??

そうなんです。
アレクサンダーテクニークの教師の最大のスキルは実際の動きを見分ける力、その動きを分析する力、そしてそこから考え出されるいくつもの提案力です。だから楽器の種類も関係なくレッスン出来てしまいます。

でもね?
そこに演奏者としてのスキルをプラスしたら、きっと良いに違いない!かなり踏み込んだレッスンができるんじゃないか、私もそう思っている1人です。

それを実際にやっているのが、ホルン奏者でアレクサンダー教師のバジル・クリッツァーさん。今回、ホルンの方向けの3日間講座を四年ぶり?にBody Chanceで開催しました。

私がアシスタントをした2日目は「アンブッシャモーションと呼吸」というお題で1日進行していきましたが、質問が出る出る!とても熱心で向上心を持った方が多かったので、1日全く飽きることなく途切れることなく質問やレクチャーが続きました。

アレクサンダーテクニークという動きのワークを、音楽とその人を大事にしながら無理のない形で提供していくバジルさん。

でも、1日を通して頑ななまでに「自分で選択する、自分で考える」ことを要求していたのが印象的でした。

生徒さんはレッスンに来るとやはり先生の顔色をうかがったり、これで合ってますか?と正解を求めたりしたくなる。

先生のほうだって、迷っている生徒さんに対して正解をあげたくなる。

でも結局本当の正解は自分でしか得られないし、決められない。

レッスンは、先生と生徒さんが共有したい目標に導くための現状把握から始まって(生徒に演奏してもらったり、話を聞いたりなど)必要な情報を提供したりすることだと思うけど、そこに身体の知識や動きの種類が見えたり、知っていることは大きく役に立つ。アレクサンダーのワークはこの部分。そして、目標を音として示すことが出来るのはやっぱり奏者ならでは。

そんな目指したいレッスンの形がこの講座にはありました。

身体の使い方が大事、と演奏の世界でもよく言われるようになってきています。そんな時代の流れを作った1人でもあるバジルさん。いつも沢山学ばせてもらっています!!