こんにちは、ひろみです。
インターネット上は情報がいっぱい。私が学生だった頃には考えられないくらい、聞きたい曲、知りたいこと、欲しいものがすぐに手に入る時代になりました。
本当にすごいですよね!!
高校生の頃の私は、東京へレッスンに行く度にCDを探し、楽譜を探し、楽器店を何軒もはしごして、最後にお気に入りのチーズケーキをゲットして(笑)夜の新幹線に乗ったのをよく覚えています。
自由席に座ることができなかった時には、今はなくなってしまった食堂車に行ってパスタを注文して座れた―!!と満足して帰ってきたのもいい思い出です。
私が今学んでいることの中には解剖学的な知識の部分も多くあります。そのことについては、インターネットで検索したらかなりいろいろな情報が引っかかってきます。いろんな分野の方が書いていますし、私もそういう情報から学ぶことも多いです。
情報が多いからこそ難しくなっているのが、その選び方。私自身、情報を選別することがまだまだ苦手です。
「何か役に立ちそう!」
そんな情報を見つけた時、それがとてもいいものだって思えば思うほど、とにかく今、自分に取り入れてみたくなってしまう、欲張り癖が出てきてしまう、そしてわからなくなってしまうんです。
それって今の自分に必要??
そんな私が気をつけていることは、自分の今の状態を自分でどのくらい把握できているんだろう?今の自分はそのことについてどのくらいの位置にいるんだろう?
ということ。これには自己観察能力や客観的な視点が欠かせません。
「早いパッセージがうまく吹けません」とざっくりした悩みの中にも
譜読みや演奏しながら音を追い続けることがニガテな人もいれば
(割と自覚がある場合多い)
「速い」という焦りがでてしまったり
(そんなに速くないよって言われるやつ。東大の研究で速いものに同期しようとする働きによるもの、という説も出ている)
指が滑るようにはやく動いてしまい、制御しきれない人もいれば
(気が付いていない場合も多い。くしゃっとなって全部の音やリズムの形が聞こえなくなってしまう)
機能的に動かしにくい方法で練習し続けていたり
(自分のやり方、への見直しのチャンス!何度やってもやりにくいままなので気になっていること「小指でキーを押しにくい」など。アドバイス次第では一瞬で出来るようになることもある!)
指に気を取られて息の流れが吹きたいフレーズに対して十分でなかったり
(自覚はないけどよく起こっている)
曲づくりに関することまで含めると、うまく吹けません!に対処できることは無限に考えられるのです。
だから、まずは自己観察をして自分をよく知る!というのがおススメなのです!
「自己観察」を続けるほど面白いです。カラダってけっこう些細なことにこんなに反応し、動きが起こっていることをどんどん認識できるようになっていきます。自己観察はアレクサンダーだけではなく、マインドフルネス、瞑想、ヨガ、などいろんなところで紹介されています。過去2回の私のワークショップでもココを大切に動きを考えています。
「自分を知ると演奏が変わる!」
(ワークショップは終了しています。2019年も企画していきます!)
もしかしたら、解決の手段よりずっと有効なことかもしれません。気になった方はお試しあれ~!