結局アレクサンダーテクニークって何をするの??

こんにちは、ひろみです。

1つ前のブログを
「いつものやり方にアレクサンダーテクニークを入れてみたら?」
というタイトルで書いてみましたが、その
「アレクサンダーテクニークってそもそも何をすることなの??」
という自分ツッコミもあり(笑)今回はそのことについて書いてみます。

(今回の写真はこの学びの中でとてもサポートをいただいているアレクサンダー教師の嶋村順子さんと。今年5月から新しいレッスンスタジオを江古田に開設されました!!)

 

これが書けるようになるまでに私には2年以上が必要でしたので、葛藤した過去の気持ちと共にお読みいただければと思います(*’ω’*)アレクサンダーテクニークという言葉は少し認知され始めていると思いますが、結局何なの??と思われている方も今も多いことを感じています。

私も数年前までそうでしたので(笑)そんな方に読んでもらえたら、という内容です。

 

アレクサンダーの先生や勉強している人、習った人などいろんな方が発信しているので、それをご覧になっている方も多いと思いますが、その内容の多くは

「アレクサンダーに関連する解剖学の知識」だったり
「アレクサンダーがやりやすくなるための心理面のアイディア」だったり
「アレクサンダーを体験した方がこうなった、と感じたこと」だったりします。

それは、今まで生きてきた中で、または楽器を演奏する中で意識したことがなかった内容だとしたら、それが自分の悩みに関連することだったとしたら、それだけでも十分に役立ちますよね。

でも、アレクサンダー教師はこれらはあくまで「アレクサンダー」と私たちが呼んでいる動きを助ける知識として位置付けています。

そして私たち教師(見習い)が「アレクサンダー」と呼んでいるのは、私たち人間の構造・動きの軸になっているところ、脳からの指令を受けている大事な神経がたくさん通っているところである頭から脊椎への繋がり全体の状態・動きに意識的になることで、本来持っている自分の機能をよりスムーズに使える状態にしましょう、ということ。

アレクサンダーを習ったことのある人がよく使う言葉で

「頭が動いてカラダ全部がついてくる」とか「頭が自由に動ける状態にする」とかがあるのですが、人によってはその理解は違った動きを引き出します。自転車に乗っているときにふらつかないバランスの取り方を言葉で説明してと言われているような。その人にとっての「普通」という状態からの変化なので、みんなに対して一般的な言葉で説明をするというのがとても難しく。。。

なので、その状態に近づけるための言葉の助けが必要になり、それが具体的な動きの場所だったり、機能だったり、体験から使えそうと思ったワードだったり
→これが、アレクサンダーテクニークと一緒に発信されている内容、ということになります。

じゃあ、どうやったら「アレクサンダーが出来た状態なの??」と思いません?私は経験するほど、勉強するほどそう思ってきました。

そんなわたしが今言えることは

「アレクサンダーは手段であって、目的ではない」ということ。

アレクサンダーが上手くできるってことが何かの役に立つのかって話なんですよ。何のためにアレクサンダーをやってるのかってことにも繋がってきます。カラダ軸の状態を意識的に使い方を変えたことによって、出来るようにしたいことが出来るようになった、やりやすくなった、または解決に近づいていると感じたなら成功!!と考えたいのです。その質にこだわるってことがアレクサンダーをうまくやる、とかアレクサンダーをたくさんやるとかってことで。

アレクサンダーを使うっていうのは音程を合わせることに似ているのかもしれません。出来た、ではなく常に寄り添っているもの、いつも意識しているもの、音を出すときにはセットになっているもの、でも音を出してからうわっと気がつくこともあって、そんな時にはその後からでも修正できるもの。

演奏している自分自身にいつも寄り添っている状態、意識を向けている状態で演奏する。それは当然音程同様に他のこともやりながら。やりにくいことや不都合なことがやってきたときに「軸を中心としたカラダ全体の動き」というところからの修正を更に試みることができることが「アレクサンダーを使う」ということなのかな、と思っていてこの考え方は私の演奏にはとても役立っています。

今までやっていなかった意識の向け方を「演奏」という今まで練習してきたことの中に取り入れるわけですから、練習が必要なのは言うまでもありません。

音程だって中学のブラスバンドから嫌というほど言われ続け、プロとして活動するようになったって、現在だって、音を出すときにはいつだって気にしています。それは言い方を変えれば「注意を向ける」ということ自体が習慣になり、私自身の演奏における「普通」になってきたということ。

多くの場合はそのことに支配されるでもなく、気にしていながらも他のことに多くエネルギーを注いで演奏できるし、演奏しながら細かい音程修正もしている。このサイクルになるまでに音程に対してどれだけ練習してきたのか、と考えると、アレクサンダーが大先生レベルですぐに使えるなんて有り得ないんだけど、ちゃんと出来るようになりたいとも思う自分。そんな中でアレクサンダーのレッスンというサポートを受けながら何度も今までのやり方とは違う体験をし、カラダで感じ、再現性を考える中で理解や使い方が変わっていき、自分の演奏に少しずつ、でも確実に発展させられているということを十分に実感でき、とことん続けて、たくさん悩み、練習しながら確実に前までの自分とは違う理解で楽器を演奏し、自分のやり方から抜け出せずに伸び悩んでいた時とは違う気持ちで楽器と向き合えているところまできたのが、今の私です。

ワークショップや個人レッスンのいろんな場面で試してみてもすぐに効果を感じてもらえることが多いので、是非「練習」を含めた「体験」をたくさんしてもらいながら役立ててほしいと思っています!

(大学の先輩でアレクサンダー教師としてもたくさん助けてもらっている愛子さんと。順子さんのスタジオで一緒に教えているサックス奏者の先輩はとってもあったかくて頼りになる先生です!写真は私がアレクサンダー教師の最後のアセスメントに合格したときの記念♪)

 

 

アレクサンダーテクニークのワークショップを開催します!!

この機会にアレクサンダーテクニークという体験をしてみませんか??

 

・演奏にとって良い姿勢が知りたい

・やりたいことがうまくいかない

・結局いつも同じようなやりかたになってしまう

・疲れる、バテる、腕が痛い、腰が痛いなどの身体的不調をお持ちの方

・緊張して思うように吹けないから何か解決策がほしい!

・演奏に集中したいのに、他人のことが気になってしかたがない

・今までとは違うスキルから自分をもっと伸ばしたい!

 

などをアレクサンダーテクニークで解決してみませんか??

詳しくはこちらをご覧ください ↓

hiromi-oboe.com/ワークショップと個人レッスンのご案内♪