突然ですが、私は解剖学用語が苦手でした。解剖学の専門用語とは身体の部分についている名前だったり、面の名前(動きの方向)だったり、動きの名前だったりいろいろなものあります。
音楽をただただ掘り下げてきた私にとってこのハードルはけっこう高く、いい情報なんだろうなと思っていたのに読む気がなかなか起きませんでした。実際に読んでも書いてあることが入ってこない。音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと、の本も興味を持ってだいぶ前から持っていたのに、読んでも正直自分の中には入ってこなかった。馴染みない言葉ばかり並んでいることに反応してしまっていたんです。自分の役に立つと思っているのに!(今はだいぶすっと入ってくるようになりましたよ)
私は自分が伝える時にはもっとわかりやすい形で伝えたい、と思っていました。今でもそう思ってはいるのですが、まだその手段を探しているところ。
でも自分が勉強を始めて気がついたことがあります。それは解剖学用語はそのもの、その動き、その面を的確に示します。医療関係者はじめ知っている多くの人ならば共通に理解出来る言葉なんです。その言葉を使うことで、受け取る側の誤解をかなり減らすことが出来ます。私も学んでいて「身体のこのあたりが・・・」と言ってしまうことがありますが「このあたり」の中に複数の違うものが含まれていたりして、それが迷いや混乱の原因になっていることもあります。的確な表現は理解を助けてくれることを知ってから、解剖学用語が少し自分に入ってくる言葉になってきました。
実際に触ったり、動かしたりして体感しながら学ぶ(レッスンなど)が1番理解が早いと思うのですが、ここはブログなので、せめて写真を載せて理解の助けになれば、と思ったので載せました。
これが肋骨↓
ぐるっと私たちの肺を囲んで守っています。この骨と骨の間にある筋肉が肋骨を動かしています。肋骨は前側だけじゃないですよ。横も後ろも動きます!
次は横隔膜(青い部分)↓
肋骨いっぱいのスペースにある肺をこのように押し上げるように息を出しています。
横から見た肋骨と横隔膜↓
横から見るとより立体的に見えませんか?身体はこんなに立体なのに、吹く時には横の意識すらなくなってしまっていませんか??
自分の呼吸についてアップデートしていけたら、と私も思い続けています!