ピーターとバッハと私。1音目に隠れていたもの。

 

こんにちは、ひろみです。

今回はイギリスから来日されているピーター先生との学びを書き残します。

ピーター先生はオーボエを持っている私にまさかのバッハのあるアリアをリクエスト。ちょうど来月演奏するバッハの別のアリアを題材に考えてはいましたが、いきなりの「この曲演奏出来る??」に強烈に反応していた自分自身に一番驚いた瞬間でした💦

 

話を戻して・・・この日の私のお題は「1音目から望む質のビブラートをかけたい」

そんな私にピーター先生は

「息の吸い方は産まれて30秒くらい経った赤ちゃんの頃から、意識よりはるかに多く、身体のほうが知っている」

って言ったんです。それが何を意味しているのか!?

 

「吸おうとしなくても、身体はすでに息を吸うことを知っている」

 

これをこの日の私に置き換えるなら

 

「楽器を演奏するために息を吸うことが動きとして出すぎている。けれど、それはなくても身体だけで息を吸う動きが出来る」

 

まさか「息を吸う動きの中に力みが隠れていた」とは!!

これが1音目のコントロールを邪魔していたとは!!

 

ピーターさんは

「すべては努力なしに」

「アレクサンダーは生き生きするためのエッセンス」

「1歳の時のやり方にただ戻ることを教えているだけ」

「シンプルに」

「適切に」

という言葉を使いながら、決して難しいことをやっているんじゃないと教えてくれました。

 

それをレッスンで体験させてくれて

宿題として練習の仕方まで教えてくれ

私が自分で出来ることを確認して、私の手を離してくれました。

 

この短時間で、何ヶ月かかっても気づけないような学びがあっただろう??そんな濃い時間をくれたピーターに心からの感謝を。

Thank you for a wonderful lesson !!
I was very happy to play Bach .

Please come to Japan again!

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