こんにちは、ひろみです。
夏休み企画!リード製作についての記事をつくっていこうかと思います。リード作りに興味のある方はもちろん、普段は既製品を使っているあなたもこんな工程を経ていることを知ると役立つかも!作りを知るということは手直しの上達にもつながるはず。オーボエって?な方にももちろん楽しんでもらえる記事を目指して書いていこうと思います。

さあ、まずは材料。私は「丸材」という状態で楽器店などから購入しています。

販売のされかたは楽器店によりますが、量り売りの場合と1本いくらという場合があります。これはオーボエ用なのですが、同じオーボエ用でも太さが3種類くらい販売されています。私が好んで使っているのは10〜10.5ミリの太さのもの。この太さ選びから完成形のリードをイメージしています。私は購入した丸材は防虫剤とともに桐箱に入れて保管します。期間は最低1年以上、理想は3年。購入してすぐにリードにするよりも、寝かしてからリードにしてあげたほうが完成した時に落ち着いたリードになるのです。製作過程も同じで、急いで作ると材料にストレスがかかったり変化についてこれなかったりする影響が完成リードになってからも出てくるので、変化の多い不安定なものになりやすいです。
完成した時に自分の吹きたいものになってくれることを願って、材料の見極めは厳しく、工程は急がず、作業は丁寧に。
おおざっばな性格の私ですが(え、見えない!?そう言ってもらえたら嬉しいのですが)その性格のままリード作りをするといいリードができないことを痛いほど味わったので!!(普通にリードの先端がなくなります 笑)リード作りは細かく丁寧に、丁寧に。楽器の扱いや演奏前の環境チェックやリードの準備なども・・・もしオーボエの人が神経質だとか細かいというイメージがあるとしたら、そんな繊細なことを気にしないといいリードができない、いい演奏につながらないというこんな事情もあったりするのです。