楽器を持つ右腕が羽根のように軽い!体験 ①

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こんにちは、ひろみです。

皆さん連休はどのようにお過ごしでしょうか?私は本番と、母業を少しと(今年はほとんど主人にお任せ。。。頼りにしてます!)毎年GWに行われているアレクサンダーフェスティバルに部分参加しています。
今年は前のブログでご紹介したグレッグさん、イギリスで自身のトレーニングスクールを持つピーターさん、我が校長のジェレミーをはじめ、日本で活躍するアレクサンダー教師から講義やレッスンをこれでもか!というくらい受けられる、貴重な機会。
参加1日目にしてとてもステキな体験があったので、書き残しておこうと思います。

それは

自動的な動きと意識的な動きが、こんなに右腕にかかる楽器の重さを変えてくれるのか!という体験。

まず、グレッグさんのクラスにてレッスンを受けることが出来ました。

グレッグさんは前にブログで書いたような、人間の仕組みや科学的研究についてとても詳しい方。そんなグレッグ先生でも「科学はあくまで二次的なもの」と言い、シンプルな原則から動きを考えることを丁寧に私たちに伝えてくれました。

私たちは、常に地面に向かって重力がはたらいている。
それで立っているってことは、同じだけ地面から上向きの力(サポート)を受けている。

文章にするとあたりまえすぎることですが、体験はだいぶ違って、「バランス」とか「重心」の考え方を新しくしてくれた体験でした。

そんな楽器とはまだ遠い、でも立つという基本的な動作に隠れている不必要な力を気づくワークから、腕の上げ下げをシンプルに行うワークへ。

1年前の私だったらきっとここで止められていただろう、という動きを一応クリアし、問題の楽器を持つ動作へ。ここもけっこう自分なりに勉強して改善してきたと思っていたけど、まだまだ先があった!という体験。

楽器という数えきれなく練習してきて思い入れが深いものが動作に入ってくると、途端に今までとは違う質の動きに変わってしまう。もちろんそのことに本人はほとんど自覚がない。

これこそが自動的な動き

欲しいものも、欲しくないものも全部セットではいどーぞ!みたいになっているけど、気づいていない。

でも本当は、セットの中身は自分で選別したい。セットにしても安くなるわけじゃないし(笑)余計な動きは、余計なパワーを使いながらほかのことを邪魔してしまうから。

そんな私を意識的な動きに導き、神経回路を新しくする方法をグレッグとワーク。やったのは、

①   地面からのサポートで立つ

②   ただ腕を頭の上まで上げ下げする

③   楽器をただ持って同じように腕を上げ下げする

④   上げ下げしている途中で止め、吹ける位置に角度だけを合わせる

⑤   吹いてみると???

これも文章にするとシンプルすぎてしまいますが、この動きの質をとにかく高めていくことで全く違う自分になれることを体験。タイトルにあるような楽器を持っているとは思えない軽い右腕は、初めての衝撃的な体験でした。

私的には③の楽器をただ持ってという部分が特に自分の動きを変えた実感があったので、ピーターさんからの学びも交えながら次に書いてみたいと思います。

楽器を長い時間吹くと右腕が・・・という私みたいな方のお役に立てますように!