響かせるって何してる?

こんにちは、ひろみです。

リード製作の間にレッスン記事を1つ。私にとって印象深い時間だったので残しておきたいと思いました。ご興味あればお付き合いください!

先日、ある方とのレッスンで「もっと高音を響かせたい」ということに取り組みました。1年以上定期的にレッスンを受けてくださっているこの方、初めてのレッスンで「どんなことがしたいですか?」と伺った時に「これまで受けてきたレッスンはふわっとしたことやイメージで言われることが多く・・・でももっとできそうな気がするのにどうしたらいいのかわからずなんとなく吹いているという感じだったので、もっと何をしたら課題が解決するのかが知りたくて来ました」と言ってくれた生徒さんです。

実はこの1回前のレッスンでも同じ課題に取り組んでいるので今回は2回目。前回やったことを練習して良くはなったけれどまだ安定はしていなくて、という感想からのスタートでした。

前回やったことは、楽器を響かせるためには自分も響かせましょうということで、音域によって多く響く場所の違いや実際にハミングを使って(楽器を使わないで)カラダを響かせるという「動き」を「体験」してもらいました。楽器を使わない状態でカラダをウォーミングアップしておくことで、単純に動きのウォーミングアップと共に楽器を演奏している時にも意識を向けやすくなるかなという意図がありました。その「動き」についてのアップデートかな?とはじめは考えていたのですが、この日、実際に演奏をしてもらったのを見て聴いてちょっと思い浮かんだことがありました。

先月受けたキャシー先生のレッスンでもらった言葉の1つ

「やろうとしてることが良い方向のことであっても、それをさせてくれないコンディションだったらそれは実現できない」

まさに私自身がそうだったー!!これに自分で気づくのって本当に難しいことだなぁとキャシーから改めて学んだこと。もしかしたら生徒さん、やろうとしてること(前回レッスンでの提案)がやりにくい状態なのかな?という観察から、今回は前回のアップデートではなくより響かせられるコンディションってどんなこと?どうやって作る?を一緒にやってみることにしました。

この日のレッスン、本当に楽しかったんです!!何がって、私自身が話しながらも生徒さんに教えてもらっているような時間で、自分で言ったことに自分がすごく納得してしまって。大発見というか、ああ言語化できた!みたいな(笑)

ずっと知ってはいた感覚的なことと知識・情報を結びつけてくれた生徒さんのレッスン。少し長くなってしまったので次に続きます。