オンラインレッスン ビブラート編

 

こんにちは、ひろみです。

 

あっという間に9月になりました。

 

自粛期間があったせいもあってか、今年があと残り4ヶ月ということに驚いてしまいます。短い夏休み、いかがでしたでしょうか?毎年夏のお出かけを楽しみにしている我が家ですが、今年の夏は近所で魚釣りくらいでした
(徒歩で釣りスポットに行けます!)

 

そして、最近少しづつ生徒さんがレッスンに戻って来てくれています!
私にとっても嬉しい時間です。

 

 

自粛期間であらためて音楽を、楽器を奏でることが楽しくなった方。
自分の苦手な奏法に向き合って研究し、質問をいっぱい抱えて来てくれた方。
自粛期間もいつもと特に何も変わらず取り組み続けていらっしゃる方。
この期間に1曲仕上げていらっしゃった方。

 

その中のお一人で、コロナの影響でしばらくレッスンにいらっしゃれなかった生徒さんがはじめてオンラインレッスンに挑戦してくださったレッスンとアンケートをご紹介です。

 

 

 

今回のお題は事前にメールでいただいていた内容だったのですが、山盛り!!
疑問に思ったことについての自己探究が深くされている状態で質問してくださっていて、文面からもやりたいこと、知りたいことに溢れていました。

 

この日の大きなテーマは「ビブラートのやり方について」と「腹式呼吸への違和感」だったので、どちらについてもそれがやりやすくなるようにと、まずは背中側のストレッチと呼吸のウォーミングアップからはじめました。

 

 

その日の状態はいつも微妙に違うので、動きにくいなと感じている時には身体へのケアも入れてあげるとやり易くなります。
「準備運動」という意味でも、特に時間をとってウォーミングアップができない時にはこの肋骨周りの筋肉のストレッチを数分やってあげるだけで楽器に対するダイナミックな呼吸がし易くなるのでオススメしています!

 

 

次にヴィヴラートの種類のお話と現状どこまでうまくいっているのかを見せてもらいました。

 

具体的にはやっていく中で

 

 

・お腹を主導的に使うビブラートで起こってほしい動きや特徴
・喉を主導的に使うビブラートで起こってほしい動きや特徴
・顎の動きを主導的に使うビブラートで起こってほしい動きや特徴

 

のお話をさせてもらいました。

 

「主導的に」と言ったのは、その場所だけでなんとかしようとしてもらいたくないな、という意図から。
そこだけに焦点を当てすぎると、それに付随する起こってほしい動きを止めてしまう可能性があるからです。

 

実際にはその場所の動きが割合的に多く起こっているということで、他のところも連動して動いていると思った方がうまくいきやすいと考えています。

 

特に「喉を主導的に使うビブラート」についてこの時に生徒さんに起こっていたことは

 

・肋骨上部や鎖骨周辺の動きがほとんどなかったこと
・「喉」というのを首全体というイメージの中でなんとかしようとしていたこと

 

があったので「実際にはどこが振動できる可能性を持っているのか?」ということを身体の仕組みと一緒に考えてもらうためにお話をさせてもらいました。

 

このお話の後実際に音を出してもらったのですが、はじめに聴かせてもらったビブラート(細かすぎる震えのような質のもの)とは違うもの(ビブラートの揺れがきれいに聴こえる)になっていました。

 

 

身体への具体的な指示は、時にとてもイメージしていることをやり易くしてくれることがあります。これは私もアレクサンダーテクニークを学んだことで得られたことでとても大きな助けになっています。

 

他にも内容モリモリだったこの日のレッスンは、私にとってもとても楽しい、充実した時間でした。

 

 

 

この日話題になった腹式呼吸についての「骨盤底筋群のハナシ」も近いうちに記事にしてみようと思っています。

 

雑誌で話題にもなっている「骨盤底筋」に興味のある女性の皆様(私か!)
骨盤底筋群の力を「吐くこと」により積極的に使いたい管楽器奏者の方(これも私!)
お腹周辺の使い方について疑問を持っている方向けに書けたらと思っていますが、動きは人それぞれなので気になっている方はご質問やレッスンなどお待ちしています!

 

 

 

【参考に】
今回のレッスンについてのアンケートをいただきました

 

(オンラインレッスンを受けて頂いた方には毎回アンケートをお願いしながら、環境改善に取り組んでいるところです)

 

通信やり取りについてのアンケート
(10から1の数字で回答をいただいています)

 

話し声について

 

8   こちらのボタン調節では最大でしたが、もう少し話す時の音声は大きくても良いかなと思いました。次回イヤホン用意しますね

 

楽器の音について
7   少し音割れがありましたが、気にならない程度です

 

画面について
10

 

事前にお願いした設定について
10

 

通信環境について
10

 

レッスンの内容について(対面と比べて)
9   オンラインでも対面レッスンと同じように伝わった

 

オンラインレッスンのメリット
オンラインでも対面レッスンと同じくらい学べることが沢山ありました!自宅でレッスンを受けられるのは、時間的にも有難く、子育てをしながらも勉強出来るかなと思い嬉しかったです。

 

オンラインレッスンのデメリット
オーボエを実際吹いた時の音に関しては、やはり生でも聴いて頂いてアドバイスを色々頂きたいなと思いました。

 

次回受けるなら オンライン・対面 どちらを希望しますか?
状況によりどちらでも!とても良かったので、今後もオンラインも活用していきたいなと思いました。