こんにちは、ひろみです。
3月はキャシー先生が来日しているので、ここぞとばかり連続で授業を受けに行っています。
キャシー先生から教えてもらっている大きなことの1つは、縛られるものがない柔軟な考え方。同じものを見ても、同じことをやるのも、こうも違うものなのね!という驚きの連続と教えるスキルの高さ。私よりずっと歳上なのに、自分に対していつも新鮮な気持ちと気づきを得られてるってことがとてもステキな先生です。
そのキャシー先生から
イングリシュホルンの構え方について教えてもらったことを覚え書き。私の疑問点は
オーボエの構え方と違う点は??
重くて腕が痛くなるけどどうにかならない??
ストラップの使い方は??
みたいなところからのスタートです。
まず指摘されたことは、腕の動き、というか肘の動き。肘の機能、必要な動きを必要な分だけという要素を取り入れ、楽器までシンプルに手を伸ばす。このシンプルに手を伸ばすっていうのがクセもので、ここに「私のやり方」が潜んでいた。 ここで見つけた「私のやり方」は手を前に出すのと、その出しすぎた手を後ろに引く、という相反する2つの動きが混ざったものだったんです。
力を拮抗させているってことは、相反する同じ量の力を使い続けているってことで・・・まったく無駄なこと。
その動きをまずはシンプルに。
その次にやったことは、シンプルな動きがやりやすい位置に楽器の高さを合わせるためのストラップの長さ
最後は肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)の素直な屈曲。 これはオーボエも同じです。
ほんのちょっとしたことかもしれないけれど、構え方が変わるとどんな違いが出るのでしょうか??
別に楽器は軽くはならないのですが(あたりまえ)腕やもっと体幹に近い部分で支えられている感じがして(実際はわからないけど)腕や手や指にかかってくる重さがとても軽くなったように感じるんです。
構え方に無理がないと、当然呼吸もしやすいはず。
楽器の持ち方について特別に勉強したことのない方は多いですよね。
構え方の違いで感じる重さが変わったり、呼吸が変わったり、スタミナにも影響を与えている、ATを学んでからそんな体験をしています。