こんにちは、ひろみです。
シルバーウイークは雨が多かったですね。そんな中、台風が関東に再接近した9月21日(祝)、浜離宮朝日ホール(築地)にて演奏会に出演しました。
(写真を撮り忘れてしまったので・・・写真はその前の週の本番のものを)
数日前から台風接近の予報が出ていましたので、交通機関の乱れがとにかく心配で。もちろん自分のコンディションやリードのこと、気にしたいことはたくさんあるのですが、本番当日に行けなかった・・・なんて万が一にもあってはならないので!!??急遽前日泊を決めました。せっかくなら電車が動かなくなるような大雨でも絶対に行けるであろう場所を探して銀座泊。当日朝は特に混乱なく電車も動いていましたので結果的には泊まらなくてもよかったということになりましたが、前日の安心を手に入れた、というのは大きかったのでこれはこれでよし!ということにしましょう。
当初の予報から台風の進度は遅くなっており、接近するのがちょうど演奏会の時間から終わった頃ということに。生徒さんや親しくしていただいている方、家族も来てくれる予定だったのでなんだか申し訳なくて無理しないでくださいとお伝えしていましたが、みなさん聴きに来てくれて。本当にありがたいことです(涙)
今回のテーマ、ホールでの響きかたについて
実は、今回聴きに来てくださった生徒さんや一緒にオーケストラを吹いているお友達は普段から私のそばで音を聞いている方達。一緒に吹いたりレッスン室で吹いたり、と言葉を交えながら吹きかたについて私があーだこーだ言っていることと私の手元の音がきっと結びついていたかと思うのです。それをホールで聴いてもらったらどうだったか、という感想をたくさん伺うことができました。
「音が上から降ってくるように聴こえました」 とか、「ホールを満たすような音」 とか、「チェンバロの合間から聴こえるキラキラした響き」 とか。
そして同じ舞台にいたソリストの方からも終演後に
「最後までとてつもない集中力と紡ぎ出される多彩な音色に聴き入っていました」
と。吹いている本人はそれはもう必死です💦ソロばかりの演奏会でしたから。もちろん反省点だって(・・・それは1人でやります)ホールでの響きかた、響かせかたはもちろんいつもと全く同じというわけではないけれど、結局は演奏者は客観的に自分の音を聞くことはできないので(分身が欲しいw)いつもの自分➕環境に適応 ということしかできない。そんな私の手元の音がホールという空間の中で「音を満たす」「音が飛ぶ」「音色の変化」をいつものように実現した結果を聴いていただき、そこから私の言いたかったことの真意がもっとクリアになったのだとしたらそんなに嬉しいことはありません。(レッスン以上にとても勉強になった、と言ってくださったので)
これは私自身も学生時代からお仕事をさせていただくようになって本当に感じたことなのですが、憧れの奏者さん方とご一緒させていただいた時の隣で聞こえる音の印象とホールで聴く印象の違うこと!ああ、そういうものなんだ。狙いは「手元の綺麗さ」ではなくて「ホールで、全体の中での響き」ということを知りました。学生時代、小澤塾で憧れの宮本文昭さんとご一緒させていただいた時には手元で聞こえる音、その音を生み出しているリード、客席から聴くホールでの響きかた、聴かせるテクニックなどいろんな視点から実践的なご指導をいただきました。今でも宝物のような思い出です♪

誰だって綺麗な音を出したい。この綺麗な音に含まれる意味は人によって違うと思いますが、オーボエは綺麗を追い求めようとすると「不自由な音(柔軟さがないという意味で)」や「太い音」に走りがち。だけど、リード選びも良し悪しの判断も狭い部屋でやるのとホールで吹きながら行うのではかなり違うものです。その想定もリード選びの視点に入れておきたいですね。求めたいのは操作性に加えて「響き」「伸びやかさ」「しなやかさ」そこに「自分らしい音色」を。
楽器を習っている皆さん!
是非先生方の演奏会に足を運んでみてください。普段レッスン室の中で言っていることってどんなことなのか、演奏会場からきっと答え合わせのように伝わってくるでしょう。レッスン室の中でわかったような気になっているのはもったいないですよー!!

